コロナ
2020年11月10日 00:50
開発元
米製薬ファイザー
独バイオエヌテック(BioNTech)
副作用と臨床試験について
6カ国4万3500人を対象に臨床試験が行われたが重大な副作用は認められなかった。
接種回数
計2回、3週間の間を空けて接種。
課題
今回の結果「90%に効果(感染を防ぐことができる)」は途中経過であり、今後変わる可能性がある。
輸送にはマイナス80度以下をキープする必要がある。
また決定的なのがワクチンによって獲得した免疫の有効期間である。これがどれだけ持続するかでこのワクチンの価値が決まる可能性があり、それはこのウィルスの詳しい性質を調べる必要がある。
なお日本は諸々の審査等通れば2021年上半期に1億2000万回分を納入する予定。
2020年05月16日 12:00
2020年05月15日 17:48
14日夕刻、39県に出ていた緊急事態宣言が解除された。
翌15日、そのうちの一県、芝生が青々とした広場で突然中年の女性が「コロナは終わりっ!終了〜!」と勢い良く叫んだ。女性の周りにいた小さな子はそれを聞くなり「きゃあー」と叫びながら手足をばたつかせて遊具に向かって走り出した。
緊急事態宣言の解除がもたらす解放感は目に見えないウィルスが世界から消滅したような錯覚をもたらすのかもしれない。
女性の子ども(孫?)たちが遊んでいた滑り台に、幼稚園くらいだろうか、小さな男の子がやってきた。手すりをしっかりつかんで階段を上っていく。一段、また一段、当然手すりをその都度消毒する者はいない。
懸命に階段を上る男の子は、滑り台のてっぺんに立つと両手を広げてから銀色の板を滑り降りた。
「自粛が解除になったら」その合言葉を一体幾千万の者が口にしただろう。この親子(あるいは祖母と孫)も、自粛が終わったらこの広場の遊具で遊ぼうと話していたのかもしれない。
そうであれば「コロナは終わり!」と叫ばなくても、大なり小なり感染のために自粛されていた=一定の潜在的な爆発的感染リスク を多くの人が実行することになる。
つまり自粛という形で多くの人が抽象的に扱っていたコロナウィルスという存在は自粛が終わった今、より身近なレベルで一層の警戒が求められる地上戦に入ったと考えるべきだろう。